知的資産経営のPDCA

「知的資産経営」とは、企業の「知的資産」を把握して、積極的に経営に活用していくことによって、経営改善や企業の永続的な発展を目指していく経営手法のことです。

 「知的資産経営」の導入や運営の流れは、各企業のニーズや目的、現状やステージによって、柔軟に変更していく必要がありますが、大まかには以下のようなステップで進んでいきます。

①知的資産をたな卸しして「知る・把握する」
②知的資産をストーリー化して「書面にまとめる」
③知的資産経営を実践して「活用・開示する」
④知的資産経営を振り返って「見直し・改善する」

 これはつまり、PLAN→DO→CHECK→ACTIONの流れでもあります。図に描いてみると以下のようになります。


 知的資産経営を行うにあたっては、知的資産を報告書などにまとめるところで終わってしまっては意味がありません。
 把握した知的資産を経営の現場で活用し、さらにはその内容を定期的に見直して調整や改善を加えていくことによって実現されていきます。つまり、終わりのない取組みとも言えるかもしれません。

 知的資産経営の取組みは一朝一夕で結果が出るものではなく、言わば、基礎体力づくりのようなものなのです。人の体が基礎体力をつけることで風邪をひきにくくなったり運動がしやすくなるように、企業も基礎体力を高めることによって、今後の業績へとつなげていくことができるのです。

 まずはどこかで一度、企業の潜在的な価値である「知的資産」を、しっかり見える化してみるのも、良いのではないでしょうか。